グローバル企業の租税回避問題とその対策
内田聖子 交通の安全と労働を考える市民会議 代表世話人(PARC共同代表) ライドシェアリングを含むシェアリングアエコノミーやデジタルトランスフォーメーションを政府産業界がさかんに推進しているわけですが、「交通の安全と労働を考える市民会議」では目下、これらがもたらす負の側面、特に働く人あるいはサービスの受益者にどういう影響があるかを提起しています。特に、インターネット上のプラットフォームを通して個人事業主、自営業者として仕事を請け負うような働き方、ウーバーイーツなどに代表されるギグワーカーの課題についてこの間、フォーカスしています。 今日(2021.11.18)は、京都大学の諸富徹先生に、グローバル企業の租税回避についてお話しいただきます。みなさまご存じのとおりだと思いますが、数々の租税回避をしている企業があり、ウーバーのようなプラットフォーム企業も含まれています。全体像をお話いただき、ウーバー社の租税回避の仕組みについても触れていただきます。 今日のポイントは、グローバル企業による租税回避問題とギグワーク、プラットフォーム企業の労働課題、この性