横浜シンポジウム開催
2017年8月1日、横浜関内ホールにて、「シェアリングエコノミーって何だ!?~ライドシェアから考える。~」を開催しました。
当日は200名を超える参加者の方にお越し頂きました。
横浜市議会では、2017年3月24日、政府に対してライドシェアの導入について慎重な検討を求める意見書を採択しており、黒川勝横浜市会議員よりこの意見書についてご報告頂きました。
また、会場からは、牧山ひろえ参議院議員、大学教授、多様な市民団体から、安全・安心についての懸念、働き方の変容に対する懸念等が示され、協力してこの問題に取り組むことが必要との認識で一致しました。
さらに、会場からは、ウーバーイーツで配達員をしている男性からも発言があり、不安定な働き方についての心配が示され、連帯してこの問題に取り組んでいきたいとの決意表明がありました。
山崎憲さんからは、ライドブッキングをはじめとするシェアリングエコノミーの働き方は、本当に自由な働き方といえるのか、という問題提起がありました。
戸崎肇教授から、ライドシェアで公共交通の安定供給はできない、安全は担保されないとの指摘がなされました。
国際運輸労連(ITF)ロンドン本部の内陸運輸部長・浦田誠さんからは、世界各国でライドブッキングの問題性が認識され、締め出されつつある。日本は世界で唯一、ウーバーを水際で食い止めている国であり、世界が注目している。安易にウーバー、ライドブッキングを導入してはならない、という報告がありました。
嶋﨑弁護士からは、シェアリングエコノミーの労働力利用は、労働法を潜脱するものであるとの指摘がなされました。
次回は、9月5日に盛岡、9月30日に永田町・星稜会館で開催します。
是非お越しください!